River life textile

日々の出来事を通して、和歌山染工の魅力をブログ形式で毎日発信しています。
2015年10月26日
大工さんの新作 その1

 

大工さんの新作できました。

生地什器。

 

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両サイドの2本を支えるための柱を、

斜めにつけることで、

角柱の角が生地にぶつからないところがポイントです。

 

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しかも角柱の角をすべてとってくれています。

これが、大工さんのやさしさです。

 

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最後のひと手間をめんどうがらずに

心をこめてやると、美しいものができるんやな。

柱が美しいではないか。

大工さんいつもありがとうございます。


2015年10月22日
すごい便利なもの

いろいろ手伝ってくれているCGの人が、

すごい便利なものを作ってくれました。

このパネル柄のデータが・・・

 

スクリーンショット 2015-10-21 13.33.17

 

 

あっというまにこの状態。

スクリーンショット 2015-10-21 13.33.06

 

すごい!なんと便利な!

これを縫製したら、傘になるんです。

しかも柄がちゃんとつながるようになっている。

可能性がひろがりましたよー。

柄つくるのがんばろうっと。

 

CG部ではインクジェットプリントの

微妙な色合わせを毎日やっています。

ほんとに微妙なんです。

ばっちり色をあわせにいっても、

ほんのちょっとの温度の差とかで

色がふれるんです。

 

その苦労を見ているから、

微妙な色の差のこだわりなんて

とってもちっぽけなものに感じてきます。

でもやっぱりその苦労を見てなかったら、

その微妙な色の差がめちゃめちゃ

気になっちゃうものなんですね。

 


2015年10月16日
デザインは自由

今は作る作業を中心にしているので、

あまり部屋から出ないし、

人にもあまり会いません。

ネタもなくなってきたので、昔の課題のボツ作品をどうぞ。

スクリーンショット 2015-10-15 11.51.33

 

 

スクリーンショット 2015-10-15 11.51.51

 

 

スクリーンショット 2015-10-15 11.51.10

 

 

スクリーンショット 2015-10-15 11.54.22

 

文字を使った本を作るときの

アイデア段階でできた、セリフフェイス。

しゃべっている文字でつくった顔です。

 

よくありがちで、工夫がない、とおこられたので

本制作はぜんぜんちがうものになりましたが、

デザインは自由。楽しむところが重要です。

スクリーンショット 2015-10-15 11.58.05

 

では、さようなら!


2015年10月9日
知っているものしか作れない

和歌山県の山

 

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東京の世田谷区にある、

桜丘すみれば自然庭園という場所。

 

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どちらも、負けずおとらずいい緑。

 

この公園は、他県から東京へ出てきて働くようになって、

世田谷に住むようにななった人が、ふるさとのように

ありのままの自然が残った公園を作りたいという

地域住民グループの思いから設立された公園です。

 

もともと豊かなみどりを知っているから

住んでいるところが変わっても

おなじようなみどりを作ることができる。

私は写真をとる程度にしか緑のことを知らなくて、

緑の中で暮らしたこともなくて、

だからこの公園のような緑の作り方は想像がつかない。

そしてこの離れた場所の写真が、おなじようにも見える。

 

何かを作ろうとおもったら、

結局自分の知っているものしかつくれない。

だからなにかを作るときは

なにを知るのか意識的にならないとなと

すみれば公園の写真から学びました。

 

桜丘すみれば自然庭園のブログ↓

http://sumireba.exblog.jp/

 

とっても素敵な公園です。ザクロの木もあります。

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2015年9月30日
それぞれの役割

IMGP4978

 

 

こないだの、アレです。月です。

月が電球のようにくっきりまるくあかるくて、

水墨画のように雲が流れるように模様をつくっていました。

 

月がとてもよかっただけでなく、

雲がいいかんじにかぶってたから

美しかったのだと思う。

 

月には月の、雲には雲の役割があって、

空全体のバランスがちょうどよかったから、

美しかったのだと思う。

 

それぞれの役割。

なるほどな、と思った夜でした。